レギュラー


■ 武市半平太(錦戸亮)
 尊皇攘夷を唱え、土佐藩を率いていた幕末の志士。主君に対する不敬の罪で投獄され、切腹させられるが、気付いたら百五十年後の現代日本にタイムスリップしていた。状況が飲み込めず右往左往していたところを、学習塾を営む親切な老紳士・佐伯に助けられ、塾を手伝いながら居候することになる。現代でも礼節を重んじ西洋文明を嫌う律儀で堅苦しい性格は変わらず、自らの信念に従って行動する。義理人情に篤く、牢に囚われた同志たちを救うため幕末に戻る方法を探るが、今の時代の人々の生き方や考え方に触れるうちに今の時代で生きていく決意を固めるようになる。少し酸味がかった甘いものが好物。オカルトが大の苦手。

■ 坂本龍馬/楢崎梅太郎(神木隆之介)
 幕末の土佐藩で半平太と”親友”だった志士。半平太より一年前にタイムスリップしてきたが、柔軟性に富んだ思考が幸いしてあっさり現代に順応。ジャーナリストの「楢崎」と名乗って東京で暮らしていた。人を惹きつけるのがとても上手く、幕末から持ち続けている「日本を正す」という志のもと、裏サイト「平成建白書」を作って今の日本に不満を持つ若者たちを一万人近くも集め、改革の機を伺っていた。神里村に現れたサムライ姿の男(半平太)の画像をネットで見つけ、現地取材に訪れた先で半平太と運命的な再会を果たす。海道を襲撃した際は日本刀二振りと幕末から持ち込んだS&W IIを携えていた。卵が好物。

■ 佐伯真人(森本レオ)
 神里小学校の元校長で、働く母親たちのために自宅の一室を開放して託児所兼学習塾を開いている。村内では人望が厚く、子どもや母親たちから慕われている。晴香と寅之助の祖父で、幼くして交通事故で両親を亡くした二人を大切に育ててきた。そんなある日、軒先で倒れていた半平太を助け、晴香たちの反対を押し切って家に居候させる。実は高知県出身で半平太の遠縁。

■ 佐伯晴香(比嘉愛未)
 神里村役場のなんでもやる課で働く公務員。村民から頼まれる雑用を笑顔でこなしているが、口ばかり達者なセクハラ上司(小見山)には不満を募らせている。プライベートでは、祖父の真人と弟の寅之助との三人暮らし。平凡な暮らしを送っていたが、半平太が家に居候することになり、生活が激変する。当初は半平太のことを警戒していたが、自分の意思を曲げず真っ直ぐに生きる姿に次第に感化されていき、ついには神里村の村長になる。

■ 佐伯寅之助(藤井流星/ジャニーズWEST)
 晴香の弟。チャラチャラと自堕落な生活を送る無職の元ヤンキー。中学時代に番長だった過去が最大の自慢で、「北吾妻取った寅」が威嚇の常套句だが、実際は喧嘩も弱く虚勢を張っているだけの小心者。それでも上昇志向だけは強く、ビジネスとは呼べないような突飛な事業を思いついては、失敗を重ねている。今は理央のバーでバーテンダーとして働きながら来るべき日のためにお金を貯めている。「北吾妻とった寅だぜ!!」というブログを作り、「寅ちゃんのカブトムシ養殖計画!」「寅ちゃんの埋蔵金発掘計画☆」などの記事を載せていた。

■ 赤城サチコ(黒島結菜)
 寅之助のガールフレンド。寅之助とコンビニの前でたむろするのが日課で、週末には村を飛び出してオールナイトで遊び歩くギャル。言葉遣いや会話のレベルも元ヤンの寅之助とお似合いだが、実は県会議員・赤城拓馬の娘で、寅之助に気に入られようとギャルを装っていた。繁華街で不良に絡まれているところを寅之助に助けられたことがきっかけで恋に落ちた。本来の姿が明らかになって以降も寅之助への思いは変わらず、行動を共にする。

■ 篠原理央(石田ニコル)
 晴香の幼馴染みで親友。中学時代は有名なスケバンだったが、現在は母親が経営していたカラオケスナックを受け継ぎ、シングルマザーとして幼い一人娘(優菜)を養っている。アバンギャルドな性格で、突然村に現れた半平太も好意的に受け入れる。上州の鬼ダルマこと鬼沢克己と結婚していたが、ろくに仕事もせずケンカばかりの挙句刑務所に入れられた鬼沢に愛想を尽かせ、獄中の鬼沢に判を押させて離婚した。ケンカの時には赤いメリケンサックを使うため、ヤンキーたちからは「紅の理央」と呼ばれ恐れられている。

■ 小見山喜一(梶原善)
神里村役場「なんでもやる課」課長。晴香の上司。コミュニケーションと称してセクハラをする、口先だけが達者な小者。次の選挙で村議会議員、のち村長を目指していて、票集めのために村民や村の実力者たちに媚びへつらっていたが、人望を失って落選し晴香の秘書となった。

サブレギュラー


■ 氏家八尋(神尾佑)
 警視庁の刑事。平成建白書の同志の一人

■ 松下京太郎(吉成浩一)
 氏家の部下の刑事

■ 篠原優菜(岩崎春果)
 佐伯の塾に通う小学生。篠原理央の一人娘。バトンが得意

■ 桜井健人(五味優人)
 佐伯の塾に通う小学生

■ 坪内陸(二宮慶多)
 佐伯の塾に通う小学生

■ 太田恒 樹(増田怜雄)
 佐伯の塾に通う小学生。眼鏡をかけている

■ 坪内早苗(中村まゆみ)
 陸の母親。頭にバンダナを巻いている

■ 太田垣 碧(西丸優子)
 樹の母親。眼鏡をかけている

■ 杉崎学(吉田ウーロン太)
 小見山の取巻きの一人。スーパー「やまとや」店長

■ 鳥谷聡(岡部たかし)
 小見山の取巻きの一人

■ 諸橋圭吾(岩谷健司)
 小見山の取巻きの一人。諸橋建設社長?

■ 中嶋和樹(山本圭祐)
 神里村の駐在

■ 武市富子(谷村美月)
 半平太の妻

ゲスト


■ 下平康子(ふくまつみ/1話)
 なんでもやる課ににわとり捕獲を依頼した老婆

■ 橋本正(渋谷謙人/1話・2話)
 平成建白書の同志の一人。第一の殺人事件の犯人。27才

■ 桜井美保(1話・2話)
 健人の母親?

■ 茂木敦(1話)
 IT関連企業役員。第一の殺人事件の被害者。43才。名前のみ登場

■ 三方有紗(谷村美月/3話)
 売れっ子女優。別名「2時間ドラマの新女王」。富子と瓜二つの容姿の持ち主

■ 相馬聖太郎(矢野聖人/3話)
 人気俳優。有紗に結婚を申し込む

■ 仙波和彦(岡部たかし/3話)
 神里村にロケに来た二時間ドラマのプロデューサー

■ 赤城綾乃(宮澤美保/4話)
 サチコの母親

■ 赤城拓馬(冨家規政/4話)
 サチコの父親。群馬県の県会議員。土佐の英雄・坂本龍馬に憧れて政治家になった

■ 牧村利彦(尚玄/4話)
 赤城の秘書兼ボディガード

■ 高山淳好(4話)
 平成建白書の同志の一人。第二の殺人事件の犯人。21才

■ 安川渉(4話)
 中野区にある食品会社社員。第二の殺人事件の被害者。49才。名前のみ登場

■ 手塚公平(竹財輝之助/5話)
 神里小学校の美術教師。東京の美術大学卒。春日井から漆黒の鎧の売却を強要され、偽装のため3Dプリンタで偽物の鎧を作った

■ 春日井宗男(大河内浩/6話)
 神里小学校の校長。次期村長の座を狙う

■ 小林貞夫(渡辺火山/5話)
 神里小学校の職員(用務員?)。佐伯に依頼され、校長室から『神里小学校 寄贈品目録』を持ち出す

■ 鬼沢克己(RED RICE/6話)
 かつて群馬県全域を牛耳っていた暴走族・上州達磨会のヘッド。「上州の鬼ダルマ」の異名を持つ。理央の元夫で優菜の実父

■ 猿川直哉(奥野瑛太/6話)
 上州達磨会と抗争を繰り広げていた栃木の暴走族・栃木バンデットのヘッド。鬼沢とは犬猿の仲。「日光街道の猿将軍」の異名を持つ

■ 波尻雄二(原勇弥/6話)
 栃木バンデットのメンバーの一人。リーゼント

■ 座古岩幸治(小玉雄大/6話)
 栃木バンデットのメンバーの一人。スキンヘッド

■ 並木大介(6話)
 平成建白書の同志の一人。第三の殺人事件の犯人。24才

■ 沼田 萩尾(6話)
 横浜市にある出版社社長。第三の殺人事件の被害者。64才。名前のみ登場

■ 三好(6話)
 優菜をいじめた上級生。背筋力102kg。名前のみ登場

■ 中村恵美子(左時枝/7話)
 東京の小さなアパートの大家。龍馬に助けてもらったお礼に住む場所や食事を提供していた

■ 海道 匠(忍成修吾/7話・8話)
 海道コーポレーション代表取締役社長。五条重工を買収しようとする

■ 栗橋剛毅(三上市朗/7話・8話)
 海道の部下。拳銃を持っている


180616-相関図